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平成31年度入試の学力検査結果予想

学力検査得点と模試偏差

偏差 年度 英語 数学 国語 理科 社会 5科
70 2019 90.3 67.0 85.4 89.0 72.2 400.2
2018 90.9 76.9 89.3 74.8 72.0 405.0
65 2019 80.2 63.5 79.0 84.3 62.6 365.5
2018 82.6 72.1 84.2 67.3 62.5

368.3

60 2019 70.2 59.7 72.6 78.6 54.0 330.6
2018 74.3 67.1 78.9 59.9 53.8 323.3
55 2019 60.2 55.6 66.4 72.0 46.4 295.3
2018 65.8 62.1 73.4 52.7 46.0 296.9
50 2019 50.2 51.2 60.2 64.5 39.9 259.7
2018 57.3 57.0 67.8 45.7 39.0 262.1
神奈川県立高校入試の学力検査得点と模試偏差データ(伸学工房)

上の表と写真は、伸学工房さんの平成31年度神奈川県立高校入試の学力検査得点と模試偏差を予想した数値です。

まだ確定数値ではありません。

この数値は、大手進学塾の模試偏差と比較しても±3点以内にはなる数値とのこと。

 

 

県立高校入試の合格発表後に正式なデータを収集して、6月に行われる学習塾対象のセミナーにて報告してくださると思います。

その時に改めて、こちらのブログでも報告していきますのでしばらくお待ち下さい。

 

 

ここでは、31年度入試の各科目でどのような変化があったのか、平均点データを参考にしながら見ていきましょう。

トップ層は圧倒的な英語力が身についている

英語の学力検査得点予想と模試偏差を見てみると、偏差が低くなるほど2018年度入試と比べて得点が下がっています。

 

 

しかし、トップ層に関しては安定の90点台。

以前ブログで、英語の長文読解問題の文章量と注釈数が増えて難化したと書きましたが、トップ層の子たちにとっては意に介さない出来事だっということですね。

 

 

一般的に英語が本格的に始まるのは中学1年生になってから。

この中学3年間でこれほどまでに英語力に差がついた、ということです。

 

 

「じゃあうちの子も英語を習わせないと!」となるかもしれませんが、ちょっと待った!

 

こちらに関しても、以前のブログで成績が良い生徒に共通していることを書きました。

 

 

大事なことは勉強に向かう姿勢をしっかりさせること。

学習習慣を身に着けること。

やるべきことをきっちりやる意識を身に着けること。

様々な本を読んでたくさんの言葉を知り、知識や教養を身に着けることが優先です。

それがなければいくら早くに英語を勉強させても、後々行き詰まります。

トップ層ほど数学で苦戦

数学は英語とは逆で、偏差が高くなるほど2018年度と比較して得点が下がっています。

これは、トップ層でも得点できない問題の出題数が増えたため。

どのような問題が難しかったのか、こちらも下記のブログリンクにて入試分析をしていますのでご参照下さい。

平成31年度神奈川県立高校入試 数学分析

 

 

 

数学を得点源にしてきた生徒達にとっては、きつい入試になったことは間違いありません。

 

国語は少し難化

昨年度よりも少し難化したことを示しています。

国語は偏差が下がるほど、2018年度と比較して得点が下がっていますが、英語とは違い偏差ごとの下降差は英語ほど大きくなくなだらかです。

 

 

長年高い平均点がだせる科目として君臨してきた国語。

未だに平均点が高いとはいえ、トップ層でも平均点が下がる問題レベルにしてきたところを見ると、来年は更に難化するのではないでしょうか。

理科は14点アップ濃厚?

トップ層の理科の得点は89.0点。

90点には惜しくも届かず。

 

 

トップ層の平均点は90点を超えるという私の予想は外れてしまいましたね。

平成31年度神奈川県立高校入試 理科分析

 

 

 

 

2019年度入試では、中間層(偏差50)ほど得点上昇が大きかった科目でした。

偏差50を峠として、山なりに弧を描くようになっています。

 

 

これは、基礎知識をしっかり身につければ得点できる入試問題だったことが要因です。

また、難問が少なかったことでトップ層は得点差がつきにくくなったことも分かります。

理科が苦手だった受験生にとって有利になった入試問題でした。

社会はキープ。しかし・・・。

社会は、偏差の高い層では変化がありませんでしたし、どの層を見てもそれほど大きな変化はありませんでした。

総合的には昨年と同程度の問題レベルだったと言えるでしょう。

 

 

ただ、偏差50(中学生全体の平均)の数値を見ると、「以前の神奈川県立入試の理科再来か?」と思わせるような点数です。

これから数年の間、社会は相当訓練を積まないと取れない科目になるかもしれませんね。

 

 

ぜひとも社会の勉強法をご参照下さい。

社会の勉強法(地理編)

 

社会の勉強法(歴史編)

 

社会の勉強法(公民編)

まとめ

 今年の神奈川県立入試は、全体的に難化した年になりました。

特に数学と理科の理系科目で大きな変化があったと思います。

 

 

数学の難化と理科の易化(いか)は、理系科目を得意とする生徒にとっては非常に不利になる入試だったと言えます。

数学を得点源にするつもりが難しくなり得点できず、理科で差をつけようとも誰もが点を取れる問題で差がつけられない科目となってしまったわけですから。

 

藤沢市辻堂の湘南高校受験専門塾 育秀会