共通問題 問1の分析
(ア)単語の穴埋め問題
基本的な問題で、正解しておかなければならない問題。
文章を読みながら表をしっかり読み取ることができれば正解が出せます。
(イ)適文選択問題
この問題は、文の前後をしっかり読み取る力、表を活用して考える力が問われた問題でした。
文科省では選択問題は文頭を変えることを推奨していますが、この問題は全ての選択肢の文頭が揃っています。選択文の中の違いを、細かく丁寧に読み取ることを問われた問題でもありました。
(ウ)一文の語順整序問題
学力検査の並べ替え問題と違い、並べ替えをしつつ不足する単語を選ぶ問題でした。
基本的な英文法知識と熟語力が必要ですね。
(エ)数値穴埋め選択問題
この問題は、文章中の数値と表の数値を活用して割合計算する問題でした。
通常の速度で文章が読めれば、それほど難しくない問題です。
大問では来年もこのレベルの問題が出ると予想されます。
(オ)本文内容理解の英文整序問題
文科省が求める、まとめる力と表現力を問われた問題でした。
本文の中で一番伝えたいメッセージを、順序立てて説明する力が必要。
この手の問題は来年も出てくると予想されます。
今後の特色検査問題の問1対策について
特色検査の問1の長文は、メッセージ性の強い文章です。
それは、高校進学後の英語学習においてどういう心構えで英語に取り組んでいったら良いかというメッセージ。
特色検査を受ける生徒層に対して、言語について伝えたいメッセージをこの英語試験で伝えようとしていました。
問題傾向としては、英文を読みながら与えられた表を活用して計算を行う、数学的思考力が求められた問題でした。
計算自体は小学生の時に習う割合計算でそれほど難しいものではありませんでしたが、冷静に正しい数値を求めるためには英語の長文読解力をしっかり身に付いていく必要があります。
学力検査の問8に類似していて、特徴的な文ではありません。それほど難しくはありませんから、早く正確に読む力を身につけることを意識して、英語の勉強に取り組みましょう。
藤沢市辻堂の湘南高校受験専門塾 育秀会
コメントをお書きください