特色検査問題の問2分析
(ア)内容把握問題
この選択問題は、それぞれの選択肢の文頭が違うパターンです。
こうした問題は、文章の一部分だけ読み取れれば良いというものではなく、全体内容を把握して照合させる力が必要です。
(イ)段落分け問題
普段、国語の論説文を読み解く中で、段落の切り替わりを意識して読めていれば解ける問題です。
段落分けは接続詞に注目すること。これがポイントです。
(ウ)教科横断型問題(理科)
理科の要素が取り入れられた、教科横断型問題でした。
特に天体を苦手とする中学生は多いと思いますが、基本的な内容ではあります。
ただし、本文中のキーワードを見落としてしまうと、間違った選択肢に飛びついてしまうかもしれません。
(エ)教科横断型問題(数学)
数学の空間図形と三平方の定理を使いこなせていれば解ける問題でした。
空間図形が苦手な生徒の中には、文章を読んでの立体イメージに戸惑ってしまった生徒がいるかもしれませんね。
(オ)内容把握問題
先生、Aさん、Bさん、Cさんら登場人物によって、文章Ⅰ〜Ⅲの内容をまとめた文章が与えられました。
その中で、文章Ⅰ〜Ⅲで伝えたかったメッセージは何かを読み取る問題でした。
選択肢の文頭が(ア)の問題と同様、文科省が推奨している出題形式で文頭が全て異なるものでした。
3つの文章全てから、出題者が伝えたいメッセージの確信をつけるかどうかがポイントでした。
まとめ
教科横断型問題が出題された問2。
だからといって、ものすごく難しいことを問われているわけではありませんでした。
しかし、問題を解く上では冷静さと柔軟性が必要です。
物事をあらゆる角度から見る力、思考の幅を広げて考える力を身につけていきましょう。
藤沢市辻堂の湘南高校受験専門塾 育秀会
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